モヤモヤをくれる本 読書観の変化

本を読むことの位置づけが自分の中で変わってきたような気がする。以前に、本は情報を得るためにただ文字を追って、情報を得て、読んだと思っていたと書いた。

最近、読めば読むほどだんだんわからなくなってくるような本がおもしろくなってきた。以前だったら、意味がわからないと切り捨てていただろう本だ。言葉が難しく、難解な本のことを言っているのではない。一見すると言葉はやさしくても、その向こう側に何かあるな、と思わせるような本。

これは訳のわからないアート作品に出会った時と似ているかもしれない。私にモヤモヤを与えてくれるもの。そして、それは、私の中で種となって、知らない間にどこかで育っている。何年かして、突然ふっと芽を出したときの再会が楽しみだ。

わかる本から、問いかけてくる本への変化。これはおもしろくなりそうな予感がする。