一本の電話が教えてくれたこと

田舎のない私にとって、大切な場所が1つある。それは心のふるさとだ。旅を続ける中で、たまたま出会った土地の人との交流。初めて訪れたのは、14~15年ほど前で、それ以来、何度も通っている。縁とは不思議なもので、細々とではあるが、それ以来、ずっと交流が続いているのだ。

ここ数年、そのふるさとを訪ねる時間を全然作れていなかった。私があまりに行かないもんだから、心配して、電話をくれた。

ほんのいくつかのシンプルな日常的な言葉のやりとりで、これといって特別なことばをかけあうわけでもない、でもそれで十分だ。

気にかけてくれる人がいる、思い出してくれる人がいる。
たのしみに待っててくれる人がいる。
こんなありがたいことはない。
それを再認識した。

最近、ちょっと心がきゅうくつになってきている感じがあったけど、目の前のことばかりで頭をいっぱいにしてしまっているせいなのかと、ハッとした。

教えてくれてありがとう。

来年は絶対行くからね、と電話で約束したが、実は、今年行くチャンスをこっそり狙っている。

ちょっと待っててね。